オーストラリア 第4四半期消費者物価指数の予想(21/1/26)

日本時間2021年1月27日朝9時30分に発表予定です。

オーストラリア 第4四半期消費者物価指数の予想(21/1/26)

オーストラリア 第4四半期消費者物価指数の予想

オーストラリア 第4四半期消費者物価指数の予想

(今回発表予想)1月26日10時現在

明朝、豪州の2020年4Q消費者物価指数が発表されます。前回3Qは前期比・前年比共に予想よりはやや上回る結果になりました。4Qは前期比よりかなり下がり、前年比でも1%を越えられない期間が長引いています。但し、直近の中銀見通しでは2020年12月末が年率0.5%予想ですので、明日は予想通りなら中銀に沿った結果になります。
来週2日に豪州中銀の金融政策会合が控えているので、万一、予想を大きく下回った場合には俎上に載せる可能性がでてきます。

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(赤はゼロで、予想値は黒線より右側)

図(1)を見ると、予想通りならオレンジ色の移動平均線がやっと水面上になります。

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較

(中銀インフレ目標値(赤)は赤い線(2〜3%))

年率ベースでは、中銀のインフレ目標値下限を大きく下回っています。11月の金利引き下げ(0.25%→0.10%)によりCPI>政策金利になりましたが、この状況が続く限り、現行の緩和スタンスからの脱却議論がでることはなさそうです。

下図は豪ドル/米ドルの日足チャートです。ラインA(=0.7720)とB(=0.7900)の豪ドル高トレンドラインを形成していましたが、昨日下抜けました。このトレンドラインはシカゴポジション266内のレンジ(0.7710〜0.7890)に相当します。まだ完全な下抜けではないですが、現在のスポットが0.77を切っているので、E(=0.7660)の横サポートを切ってくると、F(=0.7580)辺りまでの下値を見る必要があります。
一方、上値はラインC(=0.7780)に抵抗線あるので、最低でもここを越え、できればD(=0.7820)を越えることが必要になります。短期的には11月初めから約3ヶ月の上げですので、一度調整時間が必要なのかもしれません。明日予想以下のCPIなら、売りが出易くなりそうです。

(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較 2枚目の画像

(1月26日13:50、1豪ドル=0.7688米ドル)

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