ユーロドル1.21台を「往って来い」、米大統領就任式控え様子見気分強い (1/20夕)

20日の東京市場でユーロドルは堅調推移。

ユーロドル1.21台を「往って来い」、米大統領就任式控え様子見気分強い (1/20夕)

ユーロドル1.21台を「往って来い」、米大統領就任式控え様子見気分強い

20日の東京市場でユーロドルは堅調推移。リスク選好回復と米長期金利の低下に日中ユーロドルは1.2125から1.21台半ばにじりじりと値を上げる展開となり終盤に高値1.2158の高値をつけました。しかし、欧州勢参入後に急落、日中上昇分をすべて失い1.2123の安値をつけた後、東京時間19:00現在は1.2126レベルと朝方とほぼ同レベルで取引されています。
前任のトランプ大統領が出席せず、2万5千人の州兵による厳重な警戒態勢の下に行われるバイデン新大統領の就任式を控え、各金融市場は様子見気分が強く、方向感の定まらない神経質な動きとなっています。

昨晩海外市場では注目されたイエレン次期財務長官候補の公聴会が開催されました。同氏は、大規模な財政出動を支持、低金利下での財政負担の増加は長期的な視点では利益の方が大きいと主張、また、意図的なドル安誘導を行わない方針を示しましたが、事前報道通りの内容であったことから、為替市場に与える影響は軽微なものでした。

テクニカルにはユーロドルは一昨日一目均衡表の「雲」付近で下げ止まり、反発基調に転じています。上方向は転換線が1.2169、基準線と21日移動平均線が1.2200近辺と当面のターゲットとなっており、サポートは上昇中の一目均衡表の「雲」の上限が1.2057レベルです。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。バイデン新大統領の就任式は日本時間深夜2:00からの予定です。

ユーロドル1.21台を「往って来い」、米大統領就任式控え様子見気分強い

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