米12月小売売上高の予想
本日米国の12月小売売上高が発表されます。先月は予想を大幅に下回る数値にドルは軟化しました。その後は追加経済対策合意によりドルは堅調さを回復しましたが、まだ実体経済に反映するには時間が掛かりそうです。
(今回予想2021年1月15日9時00分現在)
前回11月の米国小売売上高は全体、及び除く自動車共に予想を大きく下回りました。12月も前月からの反動もなく、前月比0.0%の横這いに留まっています。もし予想通りの結果なら第4四半期の小売は前期比で僅か+0.8%に留まります。GDPの60%以上を占める個人消費が低迷している状態です。下図を見てもコロナ前よりは上回っていますが、9月をピークに若干下降しています。
実数値ベース(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値を基準)
因みにアトランタ連銀GDPナウは第4四半期で、前期比年率+8.7%(1月8日現在)になっており、前回の小売売上高時は+11.2%でしたので、この1ヶ月間の経済指標は不冴えだったことが解ります。この数値は今日(1月15日)更新されます。
下図はユーロドルの週足チャートで、少し長めに2018年高値からの流れになっています。
2020年3月底値からのユーロ高トレンドA(=1.1380)に守られ上昇を続けています。2018年2月高値からの抵抗線Bを越えてからは上昇が加速しています。現在はラインC(=1.1950)とD(=1.2390)でユーロ高の上昇ウェッジを形成しています。但し、ここ2週間はユーロの週足の形状が悪くなり、ユーロ高からの調整期間に入りで、どこまでの下押しがあるのかを試す流れにいます。この間のサポートは1.2110、とラインE(=1.2010)がポイントで、最大の下押しでCまでが想定されます。一方で、上値は1.2280〜90に抵抗線があり、1.23台を回復するとD方向が想定されます。この上昇ラインに沿って行くと、F(=1.2550)と交わるところまでユーロが行ける目途になります。
(2021年1月15日10:00、1ユーロ=1.2154ドル)
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