オーストラリアの11月貿易収支の予想
(日本時間2021年1月7日朝9時30分発表予定)
明朝、豪州の11月貿易収支が、また同時刻に11月住宅建設許可件数が発表されます。
前回10月は予想を大幅に上回る結果になりました。11月は前月比で10億豪ドルほどの黒字額減少予想です。中国との貿易摩擦は激化したままですが、全体ではその影響を食い止めているようです。
(今回発表予想1月6日9時現在)
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2020年10月現在:○印は各年11月、黒線右側は今回11月予想値、緑はゼロ、青は2016年12月の黒字額基準)
上図を見ると、過去の流れを見ると、9月〜11月は踊り場にいる様で、2018年以降は12月から上半期で黒字額が増えているパターンとなっています。
また、輸出入の項目別では、輸出は11月が前月比▼2%(レンジ+1〜▼3%:10月は+5.0%)、輸入は11月+3.0%(レンジ+1〜+4%:10月は+1%)ですので、輸出減・輸入増での黒字額減少になっています。10月は予想より輸入減(予想+4%→結果+1.0%)で、黒字拡大となりました。
ご参考までに豪州からのFOBベースで商品のみ(サービス除く)の対中、対米の輸出額を各月で示したグラフです。青の対中は明らかに減少しています。
同時刻発表の住宅建設許可件数予想は以下です。
2021年1月6日9時現在予想
下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。11月初の底値から上げたラインA(=0.7595)にサポートされて、豪ドル高トレンドになっています。Aから平行線に上げたラインB(=0.7825)とC(=0.7885)が抵抗線になっています。昨日はほぼ包み陽線で一段上に抜けているので、明日の数値次第では上値を試す流れになりそうです。下値はラインD(=0.7645)にサポートあり、次いでAがポイントになります。想像ですが、昨日はシカゴ締日でしたので、ショートカバーでしょうか?
(1月6日10:55、1豪ドル=0.7755米ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
NZドルWeekly 調整局面は継続、90円割れの攻防を迎える(24/3/29)
NZドルは、政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まるなか、目先のサポートラインだった100日移動平均線や、一目均衡表の雲をそれぞれ下回る弱い地合いとなった。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
豪ドルWeekly 日本当局の介入警戒が重しとなり98円台でのもみ合いか(24/3/29)
今週の豪ドルは、オーストラリア経済指標がまちまちだったことから、98円台でのもみ合いとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.03.29
ドル円、150円台前半での横ばい続く、今晩薄い市場での米PCEコア発表要警戒 (3/29午前)
29日午前の東京市場でドル円は、150円台前半の狭いレンジでの取引に終始。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:川合 美智子
2021.01.08
オーストラリアドル週報(2021年1月第2週)
豪ドルは対ドルで2018年3月、対円でも2019年4月以来の高値を更新中です。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2021.01.05
A$シカゴポジション(2020年12月29日現在)
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。