ユーロドル 日中横ばい後に反落
11日の東京市場でユーロドルは横ばい後に反落。本日は米国祝日で一部市場休場ということもあり、日中は1.1805-33の比較的狭いレンジで方向感なく推移しました。しかし、夕刻欧州勢参入後ややユーロ売りが優勢となり、1.18割れを示現。一時1.1784まで下げて東京時間18:30現在は1.1797レベルでの取引です。
昨晩海外市場では、欧州序盤に発表されたZEW景気期待指数が予想を大きく下回ったことで急落する場面がありましたが、その後は欧米株式市場が堅調推移したために持ち直し、1.18台前半で東京につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは昨日、本日と1.18台を割り込み、一目均衡表の「雲」の上限を下抜けており、21日移動平均線(本日1.1770近辺)が一旦サポートしています。ユーロドルは大統領選後の急騰が一段落、徐々に下値を切り下げて中立的な位置に戻りつつあります。21日線を下抜け更に90日線を試す動きになるには今のところ材料不足ですが、ECBの緩和姿勢が一段と強調されるようなことになると、上昇基調の米長期金利との先行き見通しのギャップから一段安となる可能性も否定はできないところです。
序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩は上記の通り米国祝日で大きな経済指標等の発表はありませんが、ECB主催のバーチャル中銀コンファレンスが開催され、ラガルド総裁のスピーチが予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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