G7終了。新味無く、為替日米の認識の差埋まらず。
仙台で開催されたG7は二日間の会合を終え、麻生財務大臣、リー米財務長官らが記者会見を行いました。
討議をまとめた記者会見でG7は世界経済に下振れリスクがあるとの認識を共有、為替については競争的切り下げを回避し、為替レートを政策目標としないという過去のG7、G20でのコミットメントを再確認し、金融、財政、構造政策に関しては各国の事情に即した組み合わせでの政策実施を行うことを許容するとしています。
また、日米間では個別の日米財務相会談で最近の為替相場に関して「一方的に偏った投機的な動きが見られた」とする日本と「無秩序な為替変動についてはハードルが高い」との米国の認識の相違は埋まらず、双方が主張を述べたにとどまった模様です。
ほぼ予想通りとはいえ、市場が事前に期待した為替に関する今一歩踏み込んだ内容や、各国の財政出動の協調歩調は皆無と感じられる内容で、週明けの株式市場、為替市場への影響が懸念される結果となりました。
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G7初日討議終了後の麻生財務大臣記者会見
事前予想通り、あまり為替についても財政出動についても意見がまとまった印象はない感じです。
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