ユーロ・ドル:5月16日からの先週
16日は、前週末の引けの1.1301で始まり、先ずやや上戻しして16日の高値の1.1342をつけました。その後、終日じりじりと下降を続け、NY 時間に、16日安値の1.1300をつけました。その後はそのまま横ばいで1.1319で引けました。
17日は、前日引けの1.1320で始まり、まず1.1320へ上戻し、そして1.1310へ下押し、その後ドル買いになり、17日高値の1.1349まで上戻し、一転ドル売りになり17日安値の1.1299まで下押ししました。その後はやや上戻して1.1313で引けました。
18日は、前日引けの1.1313で始まり、16日と同じ展開で、先ずやや上戻しして18日の高値の1.1316をつけました。その後、終日じりじりと下降を続け、NY 時間に、18日安値の1.1213をつけました。その後はそのまま横ばいで1.1215
で引けました。4月分FOMC議事録で、ほとんどのメンバーが条件付きながら6月利上げに前向きと伝わりドル買いとなり、ユーロ売りとなりました。
19日は、前日引けの1.1215で始まり、東京時間はまずじりじりと1.1220まで上昇、その後19日安値の1.1179まで下落して、一転ユーロ買いになり19日高値の1.1230へ上戻ししました。その後はやや下押しして1.1202で引けました。
20日は、前日引けの1.1202で始まり、16日、18日と同じ展開で、先ずやや上戻しして20日の高値の1.1238をつけました。その後、終日じりじりと下降を続け、NY 時間に、20日安値の1.1196をつけました。その後はそのまま横ばいで1.1220
で引けました。
ユーロ・ドル:5月23日からの今週
ポイント: ユーロ自体の材料を欠く中、ドルの動向に注意でしょう。
CME通貨先物ポジション状況 5月17日時点
(5月17日) (5月10日) (5月3日)
円 58919 59047 61521
ユーロ ▲22587 ▲21872 ▲23619
シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで5月17日付けのネットのユーロの売り持ち高は前週から小幅増加。
因みに、過去最高買い持ち高は、07年5/15 +119,538、 過去最高の売り持ち高は、10年2/9 -57,152
引き続き、ユーロ自身に材料が少ない中で
26〜27日の伊勢志摩サミットに注目です。
ポイントはGの各国の財政政策への姿勢に期待です。
テクニカルで見てみたいと思います。
先週は狭いレンジの中を方向を模索、
5月16日の 1.1300 〜 1.1342
5月17日の 1.1299 〜 1.1349
5月18日の 1.1213 〜 1.1316
5月19日の 1.1177 〜 1.1230
5月20日の 1.1196 〜 1.1238
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
基準線が 1.1398で 下降
転換線が 1.1313で 下降
先行スパン2が 1.1255で 下降
実勢値 1.1220 20日引け
先行スパン1が 1.1144で 横ばい
遅行スパン 1.1025で 下降
今のチャートは非常に興味深い状況です。
5月3日以降の流れの中で、
先ずは実勢値が、高値・安値を徐々に切り下げて動いてきています
基準線と転換線がこれに従って、水準を下げて来るでしょう
最後に今度は先行スパン1と2も、時間差をもって下抜きに変わってくると想定されます。。
ドルの動きが足元の動きに大きく影響するのですが
ユーロドルも穏やかにじりじりと下降を始めそうです。
予想レンジは、1.1150~1.1300 と見ます。
オーダー/ポジション状況
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