ユーロドル横ばいの後、欧州製造業PMI悪化で一段安
24日の東京市場でユーロドルは横ばい推移。昨晩英国保守党選でボリス・ジョンソン元外務相が勝利し本日の首相就任が決まって以降、ユーロドルは欧州時間に1.11台半ばまでじり安となりました。
その後は東京時間までやや下値を広げながらも横ばい推移が続きましたが、東京時間午後16時台に仏独の製造業PMIが発表され、いずれも事前予想を下回ると安値1.1127をつけ、東京時間18:30現在は1.1135-40レベルで取引されています。
ユーロドルはECB理事会を明日に控え、欧州圏の景気減速懸念を深くした形となりました。何らかの追加緩和策や緩和方向への舵取りへの言及はすでにユーロ相場に織り込み済みですが、絶対水準的に年初来安値1.1107に近いところまで下落してきており、ECBの政策やドラギ総裁会見の多少のサプライズ、また米国サイドのポジティブ要因等でもユーロ安方向にオーバーシュートする可能性があります。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。今晩この後22:45に米7月製造業・サービス業PMI速報値、23:00には新築住宅販売件数の発表があります。
ユーロドル日足
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