南アフリカランド:与党ANCは過半数を死守、ZARJPY相場は週末にかけて急反発

8日に実施された5年に一度の南アフリカ総選挙(下院、定数400)では、開票率99%の段階で、ラマポーザ大統領率いる与党・アフリカ民族会議(ANC)が得票率57.5%を獲得し、

南アフリカランド:与党ANCは過半数を死守、ZARJPY相場は週末にかけて急反発

南アフリカランド:与党ANCは過半数を死守、ZARJPY相場は週末にかけて急反発

今週(5/6−5/10)の南アフリカランド・円相場(ZARJPY)は、総選挙の思惑に上下する神経質な展開となりました。週初7.6807円で寄り付いたZARJPY相場は、総選挙(5/8)後の出口調査に振らされる形で、5/9には、一時7.5743円と、3/29以来、約1ヵ月半ぶり安値を記録しました。しかし、与党・アフリカ民族会議(ANC)の優勢が報じられると下げ渋り、その後は、米中貿易摩擦の緩和を受けた円売り地合いも重なる中で、週末5/10には、週間高値となる7.7845円まで急伸しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、結局7.7646円での越週となっております。

8日に実施された5年に一度の南アフリカ総選挙(下院、定数400)では、開票率99%の段階で、ラマポーザ大統領率いる与党・アフリカ民族会議(ANC)が得票率57.5%を獲得し、勝利をおさめました。2014年の前回選挙から5ポイント議席を減らしましたが、概ね予想の範囲内に留まるなど、ネガティブサプライズは特段見られませんでした。但し、野党第二党の急進左派政党で若者からの支持を集めている経済的開放の闘士(EFF)が前回から議席を大幅に増やした点には注意が必要です。国民の不満の表れと受け止めることも出来ることから、ラマポーザ政権には引き続き逆風が吹き荒れると考えられます。金融市場では、ひとまず南アフリカランドの買戻しが進みましたが、一難去ってまた一難の状況でもあり、ZARJPYを積極的に買い進むには材料不足と整理いたします。

テクニカル的には、5/9の下落局面において、1/3安値と3/28安値を結んだサポートライン(添付チャートの黒の点線)で下げ渋る動きが見られました。一方、5/10の反発局面においては、一目均衡表基準線や、ボリンジャーバンドのミッドバンドが続伸を阻みました。来週は、与党ANC勝利の報を受けて週前半はご祝儀的なZARJPY買いが見込まれますが、上値余地は限られそうです。上述のチャートポイント付近で伸び悩めば、週後半にかけて反落に転じる恐れもあるため、引き続き下落リスクに注意が必要でしょう。

来週の予想レンジ ZARJPY 7.50ー7.90

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ZAR円日足

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