ニュージーランド17年4Q小売売上高
結果:+1.7%(← 予想+1.4%)、3Qは当初の+0.2%が+0.3%へ小幅上方修正
NZ小売売上高は予想を大きく上回る数値となりました。前期の上方修正を加えると+1.8%になります。予想レンジが+0.6〜2%でしたので、ほぼ上限近い結果になっています。4QGDPには好影響となります。
小売売上高四半期推移(季節調整済数値で、青:小売数量、黄:小売価額) 出所:NZ統計局
赤い線は1%に置いていますが、大きく越えてきました。尚、指標の採用数値は小売数量(Volime)となっています。
NZ統計局の公表では、
数量ベースで15業種の内、11業種が前期より増加しました。
@ 食品・飲料が最大で+3.7%
A 自動車やその部品が+2.1%
B スーパーマーケットなどが+1.4%
と伸びを牽引しました。
また、小売の売上価額は+1.9%の伸び、で前期は+0.4%でした。内訳は15業種の内、13業種が拡大しています。牽引役は食品・飲料が+4.1%、スーパーマーケットが+1.5%になっています。
(チャート出所:NZ統計局)
指標発表前のNZドル/米ドルは、0.7335〜40米ドル辺りで推移していましたが、発表後は0.7345米ドル付近までの小幅上昇しかできず、その後は0.7310〜15米ドルまで反落しています。丁度上値抵抗線に阻まれて下落しています。目先はNZドル弱いので、指標は好数値でしたが持ち高調整売りに利用された感じです。
下値サポートは0.7290〜0.73、切れると0.71台までの下値余地が広がります。上値はこの強い抵抗線0.7340〜50米ドルを越えて終れば、来週以降のNZドル下落リスクが軽減されます。(1NZドル=0.7324米ドル、2月23日10時50分現在)
(以上)
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