オーストラリア 12月失業率結果(18/1/18)

12月の豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数はエコノミスト予想を上回りましたが、失業率が若干悪化して相場材料としては痛み分けになっています。

オーストラリア 12月失業率結果(18/1/18)

オーストラリア 12月失業率結果

12月の豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数はエコノミスト予想を上回りましたが、失業率が若干悪化して相場材料としては痛み分けになっています。尚、豪州の雇用は引き続き拡大傾向を続けています。今回もフルタイムの雇用者が増加しました。

12月失業率結果

12月失業率結果

オーストラリア 12月失業率結果

さて就業者数からみていくと、
12月の就業者数は11月より34,700人の大幅増で予想(15,000人)を上回り、エコノミスト予想レンジ上限に近い数値になりました。内訳は、フルタイム雇用者が15,100人増(11月41,900人増)、パートタイムが19,600人増(同19,700人増)となりました。人口増に見合った雇用拡大を続けているようです。

オーストラリア 12月失業率結果 2枚目の画像

また失業者の分析は
12月の失業者は増加し、フルタイム希望が9,900人増(11月は2,500人増)となっています。パートタイムも10,600人増加(11月+1,600人増)しています。
また、労働参加率は65.7%となり11月より0.2%上がっています。
但し、月間全労働時間は420万時間減少し、17億3640万時間(前月は17億4060万時間←当初の17億4090万時間から下方修正)となりました。減少はクリスマス休暇などの季節要因と思われます。

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

総人口に対する雇用者の割合はリーマンショック後の底値水準を大きく越えて、12月には62%まで回復しています。今回、失業者の増加は職探しをあきらめていた層までの希望拡大ともいえそうです。尚、人口増は継続しており、結果総所得は拡大し内需には好影響となります。

豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7970〜75米ドルで推移していましたが、発表後は、予想上回る就業者数に0.80米ドルトライしましたが、失業率悪化で反落し、現在は0.7940〜50米ドルサポートに止められています。昨日はザラバで0.8020米ドル付近まで買われたものの終値では引き戻されており、目先は豪ドル高が一服し、一度調整したい動きになっています。上記のサポートを切れてくると、0.7880〜90米ドルまでの調整になります。雇用統計数値は痛み分けでトレンド作る材料にはなりませんでした。(1豪ドル=0.7955米ドル、1月18日10時35分現在)

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