11月NZ・PMI指数(企業景況感指数)
本日(金曜日)早朝、NZの11月PMI指数(企業景況感指数)が発表されました。
11月数値は57.7となり、10月より(57.2→57.3に上方修正)改善しました。引き続き長期平均値53.4を大きく上回っています。また今年2月以降、55(赤い線)よりも上で推移し、高値は58〜59付近ですので、景況感は依然として高水準を保っています。個別内容では、生産・雇用・在庫が拡大しています。受注が減っています。
(1)項目
(2)PMI指数の月別推移と3ヶ月移動平均
PMI指数は50(黒い線)を基準に「良し・悪し」を示していますが、NZ経済は全般的に好調さを維持しているので、55(赤い線)に別途基準ラインを加えています。
移動平均値も過去と比較してかなり高い水準を維持しています。
為替は発表前に0.6980〜85米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.6995米ドル付近まで小幅高程度になっています。
NZドルは対米ドルで暫く0.6810〜0.6910レンジで推移していましたが、FOMC後にレンジを上抜けて、重要な抵抗線0.7020〜30米ドルに止められています。ここをクリアしてくれば、短期NZドル安は一度終わり、次の一手を狙う展開になります。この場合は0.7050〜60、0.7120米ドルの抵抗線を試せる形になります。一方で、0.7030米ドルをクリアできないと、再度0.6910〜20米ドルのサポート、更にここを切れば揉み合っていたレンジに回帰する可能性が高まります。(12月15日10時30分、1NZドル=0.6992米ドル)
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