NZの11月住宅建設許可件数結果
(今回結果)1月19日
NZの11月住宅建設許可件数は大きく下落しましたが、11月の前年比ベースでは+5%の伸びを維持しています。トレンドとしては昨年央のピークから下降気味を辿っています(下図)。尚、▼9.2%の内、戸建てが▼7.7%になっています。
一方で、季節調整前の実数は過去11年間の高値を付けています。また伸びの40%はオークランドの1都市が占めており、13都市で上昇しました。
内容的には都市集中型の伸びで、あまり芳しいものではありません。
(出所:NZ統計局、黒の実線が季節調整済のトレンド、青:季節調整済の前月比伸び、黒点線:実数)
NZドル/米ドルは発表前に0.7140米ドル付近で推移していましたが、発表後0.7117〜20付近まで下落し、現在は再度0.7140〜45米ドルまで買い戻されています。
昨日のイエレンFRB議長の米金利上げ正当化発言で、NZドルも0.72米ドル付近から0.7150サポートに絡んだレベルまで下落し、横這っていました。
今日以降、再度0.7160米ドルを越える勢いが出れば、シカゴポジション勘案してもNZ買いになりそうですが、この0.7150米ドルをクリア出来ずにいると強いサポートの0.7080米ドル付近までの下値余地が広がってきます。(1月19日14:00、1NZドル=0.7141米ドル)
(ご参考)
尚、15分前に発表されたNZのPMI指数は下記になっています。他の先進国PMIと比較すると良い水準を保っていますが、トレンドが下降気味で54を切れてくると、好調・不調の分岐点である50(赤いライン)に近付く可能性がでてきます。
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