上の重い展開。164.20-30を下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化
昨日は、ユーロが対ドルで終日堅調に推移する中で、ドル/円が上下に振れる展開となり、ユーロ/円もこれに連れる動きとなりました。夕刻の記者会見で植田日銀総裁が利上げ継続姿勢を示したこと受けてドル/円が153円台から152円割れを見る動きとなり、ユーロ/円は166円台半ばから一時165円を割り込む場面がありましたが、NY市場で発表された米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことからドル/円でのドルの買戻しの動きが強まり、ユーロ/円も166円台前半まで反発しました。しかし、その後に発表された10月米シカゴ購買部協会景気指数が41.6と前月から大幅に悪化したこと、中東情勢緊迫化などを受けたリスク回避の円買いに、ドル/円が再び152円割れを見る中で、ユーロ/円も165円台半ばまで反落して引けています。
チャートを見ると、直近の日足は陰線引けとなり続伸に繋げられませんでしたが、下値を切り上げる流れを維持しており、トレンドの変化は認められません。但し、164.20-30に日足の下値抵抗がありますが、これを割り込んで終えた場合は9/16に付けた155.15を直近安値として下値を切り上げて来たサポートラインを下抜けて短期トレンドが変化します。逆に166.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は、直近の陰線を抜き返して上値トライの流れに戻します。この場合でも、7/11に付けた直近高値175.42と8/5に付けた直近安値
154.43との61.8%戻しが167.40近辺となり、これが目標値となる可能性も高く、オーバーシュートした場合でも168.00-10の抵抗を上抜けるのは難しいと見ています。
上値抵抗は166.10-20,166.50-60,166.80-90,167.30-40に、下値抵抗は165.00-10,164.50-60,164.20-30,163.10-20にあります。
オーダー/ポジション状況
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