上値余地を探る動き。急伸にも繋がり難い状態
昨日の海外市場では米鉱工業生産、住宅着工・許可件数がいずれも予想比弱かったことを受けてドル売りが優勢となりましたが、その後ジェファーソンFRB副議長の「必要なら金融引き締めを長期間維持する」との発言やパウエルFRB議長も利上げを急がない姿勢を示したことから、ドルの買い戻しの動きが強まり、ドル/円を中心にドルは一段高となり、ユーロ/円は小幅続伸して引けました。
チャートを見ると、直近の日足は小幅続伸し、上値トライの可能性に繋げています。また、この足が164.10-20の抵抗を上抜けて終えており、調整下げが一巡した可能性が点灯中です。165.10-20に一段と強い上値抵抗がありますが、これをクリアして165円台を維持して終えれば“ユーロ強気”の流れに戻して上値余地が一段と拡がり易くなります。
逆に163.30-40の日足の抵抗を下抜けて終えた場合は前日までの反発の流れを打ち消して、下値リスクがやや高くなります。さらに162.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化して下落余地が一段と拡がり易くなります。
上値抵抗は164.80-90,165.10-20,165.50-60,166.10-20に、下値抵抗は163.80-90,163.30-40,162.80-90,162.50-60にあります。
ユーロ円日足
(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)
オーダー/ポジション状況
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