ドル円154円台後半、高値圏で膠着状態
17日午前の東京市場でドル円は高値圏での小動き。朝方154.72レベルで取引の始まったドル円は、介入警戒感と、日米金利差縮小観測後退からのドル買い圧力の狭間で、午前中154.61-73のわずか10銭強のレンジで膠着状態。東京時間正午現在は154.67での取引です。
日経平均株価は、昨晩米市場でNYダウが7営業日ぶりに反発した流れを受けて買いが先行しましたが、米金利先高観が重石となり早々にマイナス転。幅広い銘柄が売られ、下げ幅は一時300円を超えました。情報通信系、エネルギー等の銘柄が売られた反面、最近下落していた海運等には買い戻しが入り、その後は下げ幅を縮め、66円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場で、ドル円は介入警戒感から154.70台から一時的に153.90まで急落する場面もありましたが、FRBパウエル議長とジェファーソン副議長がともに利下げを急がない姿勢を示したことから、その後も堅調推移し、上値を154.79まで伸ばして、154.72で取引を終えています。
テクニカルにはドル円は、連日年初来高値を更新。節目の155円が射程圏に入る中で、本日より、G20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。併せて開催されるG7財務相・中央銀行総裁会議では為替市場での円安について日本の立場を伝えるとの趣旨の鈴木財務相発言もあり、会議の中心的な話題となる可能性はないものの、その後の政府・日銀の動きは要警戒です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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