ニュージーランド2023年第2四半期失業率の予想(23/8/1)

日本時間8月2日朝7時45分に発表予定です。

ニュージーランド2023年第2四半期失業率の予想(23/8/1)

ニュージーランド2023年第2四半期失業率の予想

NZの失業率が明日の早朝に発表されます。四半期毎の公表となっています。

NZの失業率関連指標

NZの失業率関連指標

(8月1日8時30分現在予想)

(1)就業者数

(1)就業者数

(前期比ベース、黒い縦線より右は今回予想値、赤はゼロ)

前回1Qの就業者数は前期比・前年比共に予想を上回りました。今回2Qは前期比で+0.6%の伸びに留まりますが、昨年2Qが前期比0%でしたので、前年比では+3.1%と大きく伸びる予想になっています。上記チャート上の全期間(2012年1Qから)の平均は0.58%ですので、今回は平均的な伸びの予想になります。
下図(2)で見られるように、失業率の改善はかなりの水準まできているので、就業者数の大きな伸びは期待し難いと思われます。NZ中銀が四半期毎に公表している5月時点の2023年2Q失業率は3.5%で、まさしく今回は予想通りの内容になっています。この先の中銀予想は3Q=4.1%、4Q=4.6%になっているので、悪化度合いが急速に進む予想です。この点を加味すると今後の就業者数の伸びにも限界がありそうです。

(2)失業率

(2)失業率

(黒い縦線より右は今回予想値、赤い線はNZ中銀の23年2Q予想3.5%)


NZドル米ドル相場についてはシカゴポジション396を御参照願います。
昨日の相場はNZドルが弱い流れの中で、レンジとしては0.6144〜0.6227となり、ややNZドルが堅調に推移しました。現在は強い抵抗線の0.6200絡みで推移しており、次の抵抗線は0.6240〜50にあり、そして7月27日の上ヒゲ0.6274が当面の上値目途になっています。短期的なNZドル高の流れに入るには0.6280越えの終値が必要になります。下値は0.6120サポートが重要です。

(8月1日13:45、1NZドル=0.6182米ドル)

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