豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想(23/7/3)

2023年7月4日火曜日東京時間13時30分に公表予定です。

豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想(23/7/3)

豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想

明日7月4日火曜日、豪州中銀の政策金利が発表されます。今回予想は以下となっています。

豪州準備銀行(中銀)政策金利予想
(7月3日8時30分現在)
 
現行のOCR 4.10%を据え置き
(予想レンジは4.10%〜4.35%で、一部で0.25%の利上げ予想)

(1)今回の中銀金融政策

前回の6月会合は従前の予想に反し、0.25%の利上げを実施しました。5月も据え置き予想で利上げを実施したので、2会合連続で予想外となりました。今回も据え置き予想ですが、以下を見ると、据え置きの公算が高くなっています。

@ 前回会合後の記者発表要旨内(下記から一部抜粋)で、「…インフレを妥当な時間内で目標に回帰することを確実にするため、金融政策の更なる引き締めが必要になるかもしれない。しかし、それは経済とインフレがどの様に展開するかにかかっている。委員会は世界経済の進展具合、家計消費のトレンド、インフレや労働市場の見通しに十分注意を払うことになるだろう(発表要旨詳細は下記(4)ご参照)」としていましたが、この1ヶ月間の主な経済指標はAです。
A 6月28日発表の5月CPIは年率5.6%(予想6.1%、4月6.8%)から大幅に低下。翌29日の小売売上高は0.7%(予想+0.1%、4月0.0%)で予想以上の伸びを示しています。

B 今回の据え置き予想はCPIの急激な下落によるもので、5月時点の中銀の6月インフレ予想6.25%、12月予想4.25%になっており、年央数値はクリアしています。今後はこの傾向が続き、12月予想に近づくのかをみるとの分析です。
C 一方で、堅調な雇用が中銀予想通りに悪化するのか。また5月の小売売上高が一時的な上昇(2ヶ月間低迷からの反動)なのかもみる必要があります。
D もう1つは先進国の相次ぐ利上げで世界経済の鈍化懸念が高まっており、豪州の外需への影響をどのように分析しているかが焦点になりそうです。
E 以上から、今回据え置いた場合、前回同様の「金融政策の更なる引き締めが必要になるかもしれない」の文言内容が変更あるいは削除されるのか、そのままか継続になるかをウォッチする必要がありそうです。

(2)OCRの先行き見通し

下記はエコノミストのOCR見通しになっています。前回6月予想と比べて0.5%(0.25%を2回)の利上げ予想が増えています。そして、4.6%をピークに年内高止まり、来年からの利下げになっています。また前回から予想レンジは利上げ派と利下げ派に分かれています。

(2)OCRの先行き見通し

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(3)豪州と米国の政策金利推移

(3)豪州と米国の政策金利推移

上図は、米・豪の政策金利差です。今回の豪州中銀は据え置き予想、一方の米国はCME Fedwatch(6月30日現在)で据え置き12.6%、0.25%利上げ87.4%ですので、上記チャートでは米国は0.25%利上げにしています。しかしながら、エコノミスト予想では豪州で残り2回、米国もドットプロットで2回利上げ予想になっているので、現状では年内の金利差は変わらないことになります。

(4)豪州中銀記者発表要旨(2023年6月開催分)

(4)豪州中銀記者発表要旨(2023年6月開催分)

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(4)豪州中銀記者発表要旨(2023年6月開催分) 2枚目の画像

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(4)豪州中銀記者発表要旨(2023年6月開催分) 3枚目の画像

(以上)
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。(出所:豪州中銀HP


豪ドル米ドルの相場はシカゴポジション392を御参照願います。現状の豪ドルは弱いので、明日の記者発表要旨内で、次回以降の利上げに関する文言が弱まったり、削除されたりして、かつ金利据え置きをした場合は豪ドルの売り材料になる可能性が高くなります。

尚、次回会合は2023年8月1日(火曜日)に予定されています。
(7月3日13:15、1豪ドル=0.6666米ドル) 

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