豪州政策金利予想(2016年10月31日)

(2016年11月1日火曜日東京時間12時30分頃公表予定)

豪州政策金利予想(2016年10月31日)

豪州政策金利予想

豪州準備銀行(中銀)政策金利(10月31日14時現在)
  現行の1.5%→1.50% 据え置き予想 (予想レンジ幅1.25〜1.50%)

今回のエコノミスト予想はごく一部で追加緩和予想がいます。全体では1.50%据え置き予想が圧倒的で、年内一杯でも据え置きが依然大半となっています。また、来年1Qも据え置きは大半で、2Qから利下げ開始予想となっています。

利下げを予想しているエコノミストの判断材料は最近の豪ドル高にあり、貿易加重平均では9月時点と比較して+4.3%の豪ドル高になっています。10月までの議事録では特段の豪ドル高懸念には触れていませんでしたが、NZ中銀副総裁の緩和示唆発言や必ずしも現状の豪ドル高を容認している訳ではないので、仮に据え置き決定しても、9月・10月のニュアンスと違った豪ドル相場に言及すれば、豪ドル売りに繋がりそうです。
因みに10月の金融政策時議事録は「…低い金利により、国内需要や貿易部門を支える為替レートが安くなるように支えている。これらの要因が経済構造を調整するようにしながら、経済成長を助けている。しかしながら、最近の通貨高がこれを複雑にしている。」と述べています。

豪州政策金利予想

                   政策金利推移(10月会合時まで)

尚、次回の豪州中銀金融政策は12月6日(火曜日)に予定されています。この間、日米欧NZの金融政策スケジュールは以下の様になっています。

(スケジュールは金融政策公表日)
11月1日  日銀
11月2日  米FOMC
11月10日  NZ
12月6日  豪州中銀
12月8日  欧州中銀(ECB)
12月14日  米FOMC
12月20日  日銀
年内までの見通しとしては米国が12月に0.25%利上げ予想。その他は日本のマイナス金利深堀、ユーロの債券購入期限延長、NZが追加緩和予想(いずれも10月31日現在予想)となっています。

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