ユーロドル下げ止まらず、米長期金利上昇に0.95台半ばでの推移
28日の東京市場でユーロドルは安値圏でのもみ合い。朝方0.9594レベルで取引が始まったユーロドルは序盤に一時0.96台に乗せる場面がありましたが、すぐに売り戻され、米株先物の下落とともに0.95台半ばまで値を下げる展開となりました。夕刻欧州勢参入後も0.9550を挟んでのやや荒い値動きが続き、一時0.9536の安値をつけた後、東京時間18:30現在は0.9544レベルで取引されています。
昨晩海外市場でユーロドルは序盤0.96台後半で取引されましたが、ノルドストリームの海底パイプライン3か所で損傷が発生しているとの報道や、米指標の好調からの米長期金利上昇に次第に値を下げる動きとなり、一時0.9569まで値を下げた後0.9594レベルで東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは7営業日連続でローソク足が陰線となる強いユーロ売り地合い。連日年初来安値を更新しています。2月からの下降チャネルのトレンド下限が本日0.9494付近。ここで下げ止まらない場合、ユーロ売りの加速に注意が必要です。
序盤の欧州主要株価指数は本日も軟調推移。今晩この後は21:30に米8月卸売在庫、23:00には米8月中古住宅販売、23:30に米週間原油在庫統計の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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