ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「ランドよりも円相場の影響の方が大きくドル円は2015年高値近くまで円安が進む可能性があることから、8.35レベルをサポートに8.70レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が8.44レベル、高値が8.71レベルと、ほぼ予想レンジの中で下値がより限定的な動きの一週間となりました。
先週のランドは基本的にドル円の値動きに沿った展開が続きましたので、週初からランド円の買いが先行しました。最初の直接的なきっかけは日銀支店長会議において大阪支店長が円安歓迎発言を行ったことです。ランドは対円、対ドルともに水曜に高値をつけましたが、対ドルで3月のドル安値(ランド高値)を抜けられなかったこともあり、週後半はポジション調整を中心とした売りにやや押される流れでした。
しかしランド円では円安の影響が大きいとはいえ2018年6月以来の高値となっていることや、長期的テクニカルで見ても上昇チャンネル内での動きを続けていることから、引き続き押し目買いが出やすい流れにあると考えられます。月足チャートをご覧ください。
ピンクの平行上昇チャンネルの中で、長期的には上昇N波動のターゲットとして78.6%(61.8%の平方根)エクスパンションの8.90をターゲットとする流れにあると言えます。
いつもの時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。
すでに近いところに目安となる水準は無いのですが、下値については先週の安値圏がサポートとなってきそうです。いっぽうで上値も一気に8.90まで行くとこともないでしょうから、先週高値を多少抜けられるかという水準ではないかと考えています。
今週は先週の安値圏8.45レベルをサポートに、先週高値を若干上回る8.75レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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