ユーロドル 安値圏で横ばい後夕刻ポンドにつれ下値広げる
14日の東京市場でユーロドルは小動き。日中は手掛かり難から1.1735-51の狭いレンジでの取引に終始しましたが、夕刻欧州勢参入後にやや下値を広げ、昨晩海外時間の安値1.1735をやや下回る、1.1729をつけた後東京時間17:00現在は1.1740近辺で取引されています。
15-16日に開催されるEU首脳会談では英国との通商協議決裂を前提に、合意なき離脱に備える準備を加盟各国に要請する見通しとなってきています。
これを反映して午後から英ポンドは続落する動きとなっており、ポンド円は136円台の半ばから135.66まで値を下げる動きです。夕刻のユーロ安はこれにつれたものとみられます。
ユーロドルは昨晩も英国の合意なきEU離脱リスクへの警戒感や、株価の下落で1.1800付近から70ポイントほど下落しています。
ジョンソン首相は自らが定めた交渉期限である15日ぎりぎりまでEUとの交渉を続け、譲歩を引き出す方針とみられ、市場では最終的には合意に達するとの見方がいまだ多数ですが、今後数日間の英国とEUの交渉成り行きからは目を離せない状況です。
テクニカルにはユーロドルは昨晩からの下落で再び21日移動平均線に絡む水準に回帰。一目均衡表の「雲」の中での推移は変わらずあまり方向感は出ていません。序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩この後は21:30に米9月PPIの発表があります。
ユーロドル日足
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