ユーロドル横ばい後欧州勢参入後に下値広げる
15日の東京市場でユーロドルは横ばい後に下落。東京時間は1.1750挟みの動きが続きましたが、夕刻欧州勢参入後に急速に下げ幅を広げています。ユーロドルは一時1.1703まで下落、東京時間20:00現在は1.1715-20レベルでの取引です。
欧州での急速なコロナ感染者数の拡大にフランスはパリを含む一部地域での夜間外出制限を実施。感染第二波の襲来と先行き不透明感に欧州株はほぼ全面安の商状です。
一方で本日から始まるEU首脳会議での英国との通商協議への対応にも市場の注目が集まります。
ジョンソン首相が定めた交渉期限だった本日までに通商協議は妥結点を見出せず、会議後に発出されるとみられるEU側の声明によっては、英国のボリスジョンソン首相が合意なき離脱を結論付ける可能性があるとして、市場に緊張感が高まっています。
さらに米国では昨晩ムニューシン財務長官が与野党の景気刺激策の大統領選前の妥結に悲観的な見方を示したことが燻り、米株先物も下落を続けています。
テクニカルにはユーロドルは今日で4営業日安値を切り下げていますが、一目均衡表の「雲」の中で21日移動平均線に絡むという大きな構図に変化はありません。ただ、下方向には「雲」の中1.1635レベルを上昇中の90日移動平均線が見えてきており、下方向の当面のターゲットとなりそうです。
今晩この後は21:30に米新規失業保険申請数、NY連銀製造業景況指数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、9月輸入物価指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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