トルコリラ円ショートコメント(2017年9月19日)

先週は14日に政策金利の発表がありましたが、主要な金利は全て据え置かれこれについては予想通りでした。

トルコリラ円ショートコメント(2017年9月19日)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、トルコリラ円は引き続き緩やかな上昇トレンドを継続しやすいチャートとなっていることから「31.40レベルをサポートに、32.00レベルをレジスタンス」とする流れを見ていました。実際のレンジは安値が31.59レベル、高値が32.37レベルと、予想よりもリラ高での推移となりました。

先週は14日に政策金利の発表がありましたが、主要な金利は全て据え置かれこれについては予想通りでした。エルドアン大統領は相変わらず中銀に対して引き締めは金融機関を利するだけと利下げ圧力をかけていますが、中銀の声明もまたタカ派スタンスを継続していたことは安心材料と言えます。それにしても南アにしてもトルコにしても大統領が中銀に対して圧力をかけているというあたりが、新興国たるところですね。

他には失業率が10.2%と前月と同じでしたが、こちらは悪化の予想に対して好結果となりました。週の動きとしてはトルコリラの動き以上のドル円の動きの影響が大きく、ドル円での円安の動きがトルコリラ円を下支えする材料となり、結果として思いのほかトルコリラ高となったと言えます。

4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

週前半こそもみあいとなっていましたが、金曜の円一段安がドルコリラ円を持ち上げていることがわかります。トルコリラ円はチャート内に引いたピンクの平行線、上昇チャンネルのなかでの動きを継続していて、日米の金融政策イベントで多少の振れはあるかもしれませんが、今週もこのチャンネルの中で底堅い動きを継続しやすいと言えます。

ただ、ドル円での円安スピードがやや緩むと考えていることから、今週は上昇というよりは高値圏でのもみあいを考え、31.70レベルをサポートに、32.40レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る