オーストラリアの第2四半期GDPの予想
明朝、豪州の2022年第2四半期GDPが発表されます。
(今回発表予想9月6日10時現在)
2022年1QのGDPは前期比・前年比共に予想を上回りました。昨年の3Qに国内でロックダウンの影響から一時落ち込みましたが、翌4Q以降は順調に回復しています。上図(1)は4半期毎のGDP実数値ですが、コロナ前の拡大トレンド(青の斜線)に近づく伸びとなっています。図(2)では、2015年以降の高値である3.2%を5期連続で上回っています。米豪では経済規模が大きく違いますが、伸び率では米国よりも順調になっています。
尚、直近8月に発表された中銀のGDP見通しでは、2022年6月末で前年比3.5%(5月時+3.5%)ですので、今回は中銀の予想値と同じです。その後は2022年末+3.25%(5月時+4.25%)、2023年12月末は+1.75%(5月時+2%)と下方修正されています。下方修正の要因は、個人消費の鈍化、住宅価格下落による住宅投資の減少などを挙げています。
豪ドル米ドル相場は昨日のシカゴポジション350を御参照願います。今日の豪州中銀の金融政策では事前予想通りの0.5%利上げを実施しましたが、相場は0.68絡みでの小動きになり、利上げを織り込んだ形です。まだシカゴポジション350内のサポートと抵抗線がそのまま有効です。明日のGDPでも予想を上回った場合に豪ドル安の流れを食い止められるかを見たいと思います。
(9月6日13:40、1豪ドル=0.6808米ドル)
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