CRBインデックス週足
CPI急上昇によるインフレ懸念から金利の大幅利上げ前倒し思惑が市場に広がっています。
エネルギー価格の上昇が大きな要因となっていますが、エネルギーに限らず様々な物の価格が上昇しています。米国の先物市場で取引されている各種商品をベースに算出されているCRBインデックスでもおおよその傾向がわかりますので、CRBインデックスの週足チャートを見てみましょう。
コロナショック以降着実に上昇してきている様子がわかります。
ちなみにCRBインデックスには、エネルギー(原油、灯油、ガソリン、天然ガス)、農産物(とうもろこし、大豆、小麦、綿、粗糖、コーヒー、ココア、オレンジジュース、生牛、豚肉)、金属(金、銀、アルミ、銅、ニッケル)の19品目が含まれ、1967年の価格を100としています。
先物市場で相場物ということもありますが、コロナショック後に101.482と1967年の価格に近づいたことも、その後261.293と2.6倍近くになったことも、どちらも驚きです。しかし、ここまで物の価格が上がっていればインフレ率が上がることも当然と言えるでしょう。
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