米国CPI 7.5%とFF先物 (22/2/11)

昨日10日に発表された米国CPIが予想を上回る年率7.5%となったことを受け米金利は上昇、10年債利回りは2019年8月以来の2%乗せとなりました。

米国CPI 7.5%とFF先物 (22/2/11)

米国CPI 7.5%とFF先物

昨日10日に発表された米国CPIが予想を上回る年率7.5%となったことを受け米金利は上昇、10年債利回りは2019年8月以来の2%乗せとなりました。もっと驚くべきはFF先物の変化です。FF先物の価格を金利に変換したチャートをご覧ください。

米国CPI 7.5%とFF先物

8つのチャートがありますが、FOMC開催月に合わせて左側が3, 5, 6, 7月限、右側が9, 11, 12月限と右下が2023年12月限です。数字で並べてみましょう。

2022年3月限 0.375%
2022年5月限 0.835%
2022年6月限 1.030%
2022年7月限 1.185%
2022年9月限 1.400%
2022年11月限 1.660%
2022年12月限 1.735%
2023年12月限 2.140%

タカ派の地区連銀総裁が1回に0.5%の利上げを指示するという発言をしたこともあって急上昇してきていますが、初回利上げとなるであろう3月で0.375%と1〜2回の利上げというところは順当ですが、5月には0.835%と3回の利上げを織り込んで取引されていることです。

つまり、3月か5月かどちらかで0.5%の利上げをするであろうという前提の金利水準と言えます。そして12月時点では1.735%ですから、平均したら全てのFOMCで0.25%の利上げに相当する水準です。

ここまで利上げ思惑が前倒しかつ大幅になってくると株式市場への悪影響も大きくなってきそうです。

オーダー/ポジション状況

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