オーストラリア 8月小売売上高の予想
(発表9月28日、日本時間10時30分予定)
明朝(28日)、豪州の8月小売売上高が発表されます。前回7月は予想を下回る▼2.7%となりました。2ヶ月連続の前月比マイナスになりました。今回8月も予想▼2.5%の大幅なもので、予想通りなら3ヶ月連続のマイナスになります。下図を見ると、昨年3月コロナ危機時の高値をベースにして赤いラインを引いていますが、今回予想通りになると、前回に続き下回ることになります。マイナスの要因はコロナウィルスの感染再拡大の影響が8月も残っているとの見立てです。そして、コロナの影響は来年まで続くと予想している向きもあり、この先も軟調推移が予想されます。
また予想レンジを見ると、全てマイナス予想で、下限は▼5.0%まであるので、予想を更に下回る数値になると、弱い豪ドルの流れにも影響を与えそうです。
尚、7月内訳は食料品が+2.3%、その他小売が+0.6%で、この2つ以外は全てマイナスとなり、衣料関連が▼15.4%、外食▼12.3%、百貨店▼11.4%、家庭用品▼2.2%の順になっています。
(9月27日13時現在)
小売売上高
2018年12月を100にしたもの(2020年3月高値を上限にして赤い線を記載しています。今回予想は青矢印)
豪ドル対米ドル相場に関しては、シカゴポジション301を御参照願います。FOMC以降、米金利が堅調となり、ドル高地合いが続いているので、明日の豪州小売売上高が予想以上に悪いと、相場に影響を与える可能性高まります。
(2021年9月27日15:15、1豪ドル=0.7280米ドル)
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