ユーロ・ドル:7月11日からの先週
11日は、先週末の引けの1.1050で始まり、東京時間に下押しして11日安値の1.1015を付けました。これが11日の安値となりました。その後、終日じりじりと上昇を続け、NY時間に11日高値の1.1074を付け、その後は下押しして1.1057で引けました。
12日は、前日の引け1.1057で始まり、直後にやや下押しして12日安値の1.1051を付けました。 その後は、11日と同じように、まずはじりじりと上昇を続け、海外時間に入り、12日高値の1.1126まで上伸、その後は一転ユーロ売りに下押しして、1.1059まで下げて引けました。
13日は、前日引けの1.1059で始まり、東京時間にじりじりと下降を続け、13日安値の1.1041まで下押ししました。一転、ドル買いになり、13日高値の1.1120を付け、その後は下押しして1.1089で引けました。
14日は、前日引けの1.1089で始まり、東京時間にやや下押しして、14日の安値の1.1087をつけました。その後はじりじりと上昇を続け、欧州時間に入り、14日の高値1.1165まで一気に上伸、その後は一転ユーロ売りに1.1098まで下押しして、1.1119で引けました。
15日は、前日引けの1.1118で始まり、東京時間はじりじりと上昇を続け、15日の高値1.1149を付けました。 その後は、一気に15日の安値1.1024まで下落、そのまま1.1039て引けました。この日は東京時間の朝、フランスのテロ事件、NY終盤にはトルコのニュースとリスク・オフの一日でした。
ユーロ・ドル:7月18日からの今週
各種リスクの浮上
ポイント:21日ECBで追加緩和があるかもしれません
CME通貨先物ポジション状況:7月12日時点
(7月12日) (7月5日) (6月28日)
円 47545 63568 59750
ユーロ ▲87660 ▲75327 ▲61934
ポンド ▲60067 ▲49031 ▲42711
シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで6月28日付けのネットのユーロの売り持ち高は前週から増加。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152
先週はリスクオフの巻き戻し
先週、21日のECBは、市場の織り込みというよりも、追加緩和への期待感が強まっていると思います。
ドラギ総裁の記者会見にも要警戒です。
テクニカルで見てみたいと思います。
先週は狭いレンジの中を方向を模索、
7月11日の 1.1015 〜 1.1074
7月12日の 1.1051 〜 1.1126
7月13日の 1.1041 〜 1.1120
7月14日の 1.1087 〜 1.1165
7月15日の 1.1024 〜 1.1149
ECBは政策維持か
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 1.1357で 横ばい
遅行スパン 1.1320で 下降
先行スパン1が 1.1284で 下降
基準線が 1.1170で 横ばい
転換線が 1.1094で 下降
実勢値 1.1039 15日引け
6月24日の下げで一気に下抜けして、同時に基準線と転換線をも下抜けていて、この後下値を模索する展開を想定します。
一旦上値を試す流れは抑えられたと見ます。
足元のポイントは、
支持線として意識されている1.100を下抜け出来るかどうかでしょう
この1.10を上回っている内は、上値更新への動きが再開する可能性が残っていると判断します。
予想レンジは、1.0800~1.1400 と見ます。
オーダー/ポジション状況
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