ドル円:7月11日からの先週
11日は、先週末の引けの100.44からギャップアップの100.56で始まり、直後にやや下押しして11日安値の100.52を付けました。これが11日の安値となりました。その後、終日じりじりと上昇を続け、NY時間に11日高値の102.89を付け、その後はやや下押しして102.79で引けました。
12日は、前日の引け102.80で始まり、直後にやや下押しして12日安値の102.44を付けました。 その後は、11日と同じように、終日じりじりと上昇を続け、NY時間に、12日高値の104.98まで上伸、その後はやや下押しして、104.69で引けました。
13日は、前日引けの104.68で始まり、東京時間にじりじりと下降を続け、103.94まで下押ししました。一転、ドル買いになり、13日高値の104.87を付け、その後再度、13日の安値103.89まで下押しして、その後はやや上戻して104.47で引けました。
14日は、前日引けの104.48で始まり、東京時間にやや下押しして、14日の安値の103.97をつけました。その後はじりじりと上昇を続け、14日の高値105.93を付け、その後は一転ユーロ売りに105.34まで下押しして引けました。
15日は、前日引けの105.33で始まり、直後にやや下押しして105.05を付けました。 その後は、一気に15日の高値106.21まで上伸、その後は105.39まで下押し、106.14まで上戻しともみ合いの後、海外時間に入り、じりじりと下降を続け、15日安値の104.62まで下押しした後、104.90まで上戻して引けました。この日は東京時間の朝、フランスのテロ事件、NY終盤にはトルコのニュースとリスク・オフの一日でした。
ドル円:7月18日からの今週
期待先行の動きには警戒
CME通貨先物ポジション状況:7月12日時点
(7月12日) (7月5日) (6月28日)
円 47545 63568 59750
ユーロ ▲87660 ▲75327 61934
ポンド ▲60067 ▲49031 ▲42711
シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで6月28日付けのネットの円の買い持ち高は前週の過去最大水準から減少しました。
直近ネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077
シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
12.67(-0.15)日中高値は13.22過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39
先週までの世界株高と円全面安はリスク・オフ相場の反動巻き戻し
日銀に対しては、政府への財政政策に関する期待感と共に
更なる金融緩和への期待感が強く、ここ暫らくの円安・ドル買いになっています。
テクニカルで見てみたいと思います。
確かに高値・安値を徐々に切り上げてきています。
先週は狭いレンジの中を方向を模索、
7月11日の 100.52 〜 102.89
7月12日の 102.44 〜 104.98
7月13日の 103.89 〜 104.87
7月14日の 103.97 〜 105.93
7月15日の 104.62 〜 106.31
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 109.68で 横ばい
先行スパン1が 108.88で 横ばい
実勢値 104.90 15日引け
基準線が 103.13で 横ばい
転換線が 102.97で 横ばい
遅行スパン 100.33で 横ばい
急激なリスク・オン相場の過熱調整となるか
6月24日の安値99.00と、7月8日の安値の100.00以降の上げトレンド
にいると見ています。
先ずは基準線と転換線とを上抜いてきていて
このまま下降中の上値先行スパンを上抜けてゆけるかどうか注目です。
抜けきれない場合には、今までの100〜105のレンジに戻ってしまうと想定します。
予想レンジは、102.50~107.00 と見ます。
オーダー/ポジション状況
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