ユーロ・ドル:7月4日からの先週
4日は、前週末の引けの1.1137からややギャップダウンの1.1131で始まり、直後にやや上戻して1.1144を付けました。その後、東京時間はじりじりと下降し、4日の安値の1.1097を付けました。 その後は穏やかにじりじりと下降を続け4日の高値1.1159まで上伸、1.1153で引けました。
5日は、前日引けの1.1153で始まり、直後に下押しして1.1120を付けました。 その後は一気に5日の高値1.1186まで上伸しました。その後欧州時間に入り、一気に5日の安値の1.1061まで下押しして、その後はそのまま横ばいで1.1075で引けました。
欧州時間にブレグジットへの懸念が高まったためです。
6日は、前日引けの1.1075で始まり、直後にやや下押し1.1036をつけました。その後1.1088へ上戻し、再度ユーロの売りが強まり、6日の安値1.1028まで下押し、その後再度ユーロ買いになり6日の高値の1.1111まで上戻し、その後、そのまま横ばいで1.1099で引けました。
7日は、前日引けの1.1098で始まり、1.1074へ下落、7日高値の1.1107へ上昇、1.1056へ下落、1.1101へ上昇、1.1068へ下落、1.1099へ上昇と行って来いを繰り返した後、7日の安値1.1052まで下押しして、 その後はそのまま横ばいで1.1062で引けました。
8日は、前日引けの1.1062で始まり、1.1089まで上戻して、8日安値の1.0998まで下押しして、その後8日の高値の1.1120まで上伸、その後1.1050の水準でもみ合いの後、1.1052で引けました。6月米雇用統計発表後は荒い値動きでした。
ユーロ・ドル:7月11日からの今週
ポイント: ユーロ圏では、英EU離脱決定に伴う不透明感に加え、ドイツの5月貿易統計が失望を誘う内容となり追加金融緩和圧力が高まっています。
CME通貨先物ポジション状況:7月5日時点
(7月5日) (6月28日) (6月21日) (6月14日)
円 63568 59750 52296 55690
ユーロ ▲75327 ▲61934 ▲61346 ▲56489
ポンド ▲49031 ▲42711 ▲51947 ▲36661
シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで6月28日付けのネットのユーロの売り持ち高は前週から増加。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152
シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数
13.20(-1.56)日中高値は14.75、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39
21日のECBへは、市場の織り込みというよりも、追加緩和への期待感が強まっていると思います。
それは、先のブレグジットのユーロ圏の経済指標への影響がわからないからです。
なので悪い影響に備えての予防的な追加緩和への期待が高まっています。
テクニカルで見てみたいと思います。
先週は狭いレンジの中を方向を模索、
7月 4日の 1.1097 〜 1.1159
7月 5日の 1.1061 〜 1.1186
7月 6日の 1.1028 〜 1.1111
7月 7日の 1.1052 〜 1.1107
7月 8日の 1.0998 〜 1.1120
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 1.1357で 横ばい
先行スパン1が 1.1264で 上昇
遅行スパン 1.1183で 上昇
基準線が 1.1170で 横ばい
転換線が 1.1079で 下降
実勢値 1.1052 8日引け
6月24日の下げで一気に下抜けして、同時に基準線と転換線をも下抜けていて、
この後下値を模索する展開を想定します。
一旦上値を試す流れは抑えられたと見ます。
上値更新への動き再開の為には、上値で横ばいの基準線を上抜ける必要があります。
足元のポイントは、
支持線として意識されている1.100を下抜け出来るかどうかでしょう
この1.10を上回っている内は、上値更新への動きが再開する可能性が残っていると判断します。
予想レンジは、1.0900~1.1300 と見ます。
オーダー/ポジション状況
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