ユーロドル:7月11日のファンダメンタル分析
テーマ
ユーロドルは雇用統計直後に1.1002レベルの安値から1.1120レベルの高値を付け、1.10台半ばで引けました。
週末の参議院選挙は与党が議席を伸ばし、改憲勢力も3分の2と事前予想通りの結果となりました。世論調査も出口調査も本来こうでないとおかしいのですが、改めて英国の調査はなんだったんだろうという印象です。さて、政治的な安定と安倍首相の経済テコ入れの発言から週明けの市場は株高、円安で反応しそうですが、長期的には経済政策よりも改憲議論が重視され経済成長を阻害するとの見方もあります。このあたりは今後のテーマとなりますが、ひとまずは国内の政治イベントも終わり、ポジティブな材料とされると考えられます。
ユーロドル:7月11日のテクニカル分析
ユーロドル引き続き戻り売り優勢
ユーロドルは、基本的に戻り売りの流れに変化はありません。株高で目先はリスクオンに動きやすいかもしれませんが、金価格の上昇と原油価格の低迷を見ているといまだ英国発のリスクオフに対する警戒は弱まっているとは思えません。引き続きポンドの動きと商品市場の動きにも注意しながら、いつ下げが再開してもおかしくないという気持ちでいたほうが良いでしょう。本日は、1.1070レベルをレジスタンスに、1.1000レベルをサポートとする流れとします。
ユーロ円は、長期的には下げトレンド。今日のところは底堅いドル円と上値の重たいユーロドルとに挟まれ、NY終値前後でのもみあいになりやすいと見ています。110.90レベルをサポートに、111.60レベルをレジスタンスとする流れでしょう。
オーダー/ポジション状況
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