年明け初日からリスクオフ相場 1月5日アップデート
2016年は中国株急落と中東情勢の緊張の高まりとダブルのリスクオフ要因が、株式市場、為替市場ともに波乱の幕開けを切らせることとなりました。
以前も書いたことですがリスクオフ相場の時には円を中心に低金利通貨が買われる傾向がありますが、今回は中東情勢も加わったことでトルコリラ円が大きく水準を下げることとなりました。
円も急騰した印象がありますが、比較してみましょう。次のチャートをご覧ください。
上からトルコリラ円、ドル円、比率(ドル円÷トルコリラ円)の15分チャートとなっています。
グレーの縦の実線で挟まれている期間が1月4日の24時間となりますが、朝から一貫して比率が上昇していることが見て取れます。つまり、ドル円が下げるスピードより常にトリコリラ円が下げるスピードが速かったため、このような比率の変化となっています。
比率自体の適正水準というものはありませんが、リスクオフ相場の際の典型的な動きが出ていたことが視覚的にわかるかと思います。
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