トルコ円月曜レポート(2016年1月18日)

年初からのリスクオフの動きがなかなか収まりません。

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トルコ円月曜レポート(2016年1月18日)

ランド円・トルコ円レポート月曜版(2016年1月18日)

年初からのリスクオフの動きがなかなか収まりません。先週の月曜は、ランド円のストップオーダー(対ドルでも出ていたと考えられます)が、ランド円の水準を大きく下げ、その後の買い戻しの動きもあったことからランド円につては短期的なセリング・クライマックス(いわゆる下げ過ぎの状態で、相場の底値圏でしばしば現れる。昨年8月のドル円の動きも同様)を形成したと言えます。

いっぽうで、トルコリラ円は先週は比較的落ち着いた値動きをしていたのですが、金曜の株式市場前面安とそれに伴うドル円の下げで、1月11日安値を下回る展開となってきました。今週はトルコリラ円の動きについてテクニカルな面からここからさらに下げた場合のターゲットと、戻しのターゲット双方を考えてみることとします。

まずはトリコリラ円の日足チャートをご覧ください。

             トルコ円日足

             トルコ円日足

現在の下げは11月2日高値43.61レベルから12月安値40.16レベルへの下げ、その後の12月11日の42.11レベルへの戻しから構成される逆N波動によるフィボナッチ・エクスパンションから計算される下げの中にあると考えられます。

最初のターゲットとしては100%(第1波動の下げを戻しから引く)にあたる38.66レベル前後で反発を見せたのですが、先週金曜に同水準をしっかりと割り込んで引けてきたため、短期的な下げのターゲットとしては、次の127.2%(161.8%の平方根で100%を抜けた際の次のターゲット。第1波動の下げの1.272倍を戻しから引く)の37.73レベル、そして大きな目標値とされる161.8%にあたる36.53レベルの2つの水準が下げた場合のターゲットということになります。
現在の下げは11月2日高値43.61レベルから12月安値40.16レベルへの下げ、その後の12月11日の42.11レベルへの戻しから構成される逆N波動によるフィボナッチ・エクスパンションから計算される下げの中にあると考えられます。

最初のターゲットとしては100%(第1波動の下げを戻しから引く)にあたる38.66レベル前後で反発を見せたのですが、先週金曜に同水準をしっかりと割り込んで引けてきたため、短期的な下げのターゲットとしては、次の127.2%(161.8%の平方根で100%を抜けた際の次のターゲット。第1波動の下げの1.272倍を戻しから引く)の37.73レベル、そして大きな目標値とされる161.8%にあたる36.53レベルの2つの水準が下げた場合のターゲットということになります。

いっぽう、本日朝方にNY原油(WTI夜間取引)が28.36ドルを付けましたが、NY市場がキング牧師生誕で休場となる日のアジア市場で急速に下げた動きも原油市場が短期的なセリング・クライマックスを付けた可能性も否定できません。その後、NYダウ先物の夜間取引もやや反発し、もし朝方の動きがダマシとなるのであれば、全体的なリスクオフの巻き返しが起きて、トルコリラ円もまた反発する可能性があります。

その場合には、もう少し短い時間枠のチャートでターゲットを計算することとなります。60分足チャートをご覧ください。

           トルコ円60分足チャート

           トルコ円60分足チャート

こちらは到達確率チャートで使っているものと同じものですが、ちょうど、本日の安値圏に週の下側のフィボナッチ・ゾーン(37.86〜38.00)が位置していて、今週のサポートとなっていることが示されています。いっぽうで、週の上側のフィボナッチ・ゾーン(39.15〜39.29)は今週のレジスタンスとなっています。

今朝のトルコリラ円は先週安値を一時的に割り込んだものの、ほぼ同水準で反発していることを考えるとザラバチャートにおいてダブルボトム状のパターンを形成したのではないかと考えることができます。先週末に急速に進んだリスクオフの流れですが、まずは反発、その後戻しが弱い場合には最初に示した下げのターゲットが意識されるという展開にあると見ています。

今週は60分足チャートに示されている上下両側のフィボナッチゾーンをレンジとする見通しを立て、38.00レベルをサポートに、39.20レベルをレジスタンスとする一週間を考えています。

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