ドル円 103円台前半三角持ち合い下限付近で下値を探る動き (12/17午前)

17日午前の東京市場でドル円は下落。

ドル円 103円台前半三角持ち合い下限付近で下値を探る動き (12/17午前)

ドル円103円台前半、三角持ち合い下限付近で下値を探る動き

17日午前の東京市場でドル円は下落。朝方103円台半ばで取引が始まったドル円は一旦103.56まで上昇する場面もありましたが、その後はドル売りが優勢となり、東京時間正午現在は103.31レベルで取引されています。日経平均は方向感に欠ける動きとなり前日比ほぼ横ばいの2円安で午前の取引を終了しています。

未明の米FOMC結果公表でFRBはゼロ金利政策と量的緩和の維持を決めましたが、声明文のフォワードガイダンスを強化、量的緩和について「雇用最大化と物価安定の目標に対して更なる大きな前進を遂げるまで」継続するとし、緩和の長期化を示唆しました。一方で、一部で予想されていた債券購入拡大や、購入債券の年限長期化等の「追加緩和」は示されず、事前の緩和期待比やや弱めと受け取られ、昨晩海外時間序盤に追加緩和を織り込んで一時103.26まで下落したドル円は、結果公表後一時103.92まで急上昇しました。
しかし、その後のパウエル議長が記者会見で文言変更を強力なメッセージと強調、声明発表後急上昇した長期金利が落ち着くと、ドル円も下落に転じ103円台半ばで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は昨日海外序盤に103.26の安値をつけ、直近安値を更新。ドル売り地合を強めながら11/6安値103.18を起点とする三角持ち合いの下限に接近しつつあります。その水準を下回ると、年初来安値101.19を意識する動きとなり、101円台までサポートらしいサポートが見当たらないことから、下げ加速が懸念されます。

ドル円103円台前半、三角持ち合い下限付近で下値を探る動き

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