ドル円 新規材料難で小動き
8日午前の東京市場でドル円は104円を挟んでの小動き。朝方104.06で寄り付いたドル円は、新規材料難から方向感をつかめないまま103.96-104.09の狭いレンジで取引され、東京時間正午現在は104.05レベルで取引されています
日経平均午前は、米株安、国内新型コロナ感染拡大を嫌気して軟調に推移し72円安で取引を終了しています。
昨晩海外市場では株式市場が軟調に推移し、米長期金利が低下したことからドル円では売りが先行、一時103.92の安値をつけました。しかし、英、EUの通商交渉が土壇場になっても妥協点を見いだせない状況が続いていることから、対欧州通貨でドルが買い戻され、ドル円でもそれ以上のドル売りとはならずに、その後は104円を挟んで方向感のない動きが東京時間まで続きました。
テクニカルにはドル円は主要な移動平均線、一目均衡表の各線が上方向にあり、依然としてドル売り地合いが続いていますが、11月中旬以降は持ち合いとなっており、103.65-104.75のレンジから抜けられないまま推移しています。
市場の焦点は、12/9に交渉期限を迎えるとされる英国とEUの通商協議に移っており、直接の影響を受けにくいドル円はやや蚊帳の外。英ジョンソン首相はフォンデアライエン欧州委員長との対面での緊急会議に向かうと報じられていますが、英国、EU双方の交渉関係者間に交渉妥結に関しての悲観論が強まっており、今後数日間は目が離せない状況です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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