ドル円106円付近で高止まり
〇ドル円106円付近の高値圏でもみ合い
〇昨晩はリスク選好回復し株、ドル円が上昇、トランプ大統領のブブ的景気刺激策への前向き姿勢を好感
〇9月FOMC議事要旨は財政政策が不十分との見解、変更したフォワードガイダンスは意見分かれる
〇米副大統領候補TV討論会はほぼ互角で市場は無反応
〇テクニカルには昨晩一目均衡表の「雲」に突入ややドル買い地合い強まる
8日午前の東京市場でドル円は106円近辺でのもみ合い。朝方106円をわずかに下回る水準で取引が始まったドル円は、9時台に入り106円台を回復。その後輸入企業による実需のドル買いとみられる動きも出て、一時昨晩海外高値に迫る106.10まで上昇しましたが、その後は方向感をなくし、東京時間正午現在は105.98レベルで取引されています。
日経平均株価は海外市場の株高を受け反発、一時2/20以来7か月半ぶりの高値をつけ213円高で午前の取引を終了しています。
日本時間10時から行われた米副大統領候補によるTV討論会は、両大統領候補がともに高齢でトランプ大統領がコロナ感染下にあるなど健康不安が払しょくできない中で、これまでにない注目を集めましたが、大統領TV討論ほどの混乱も見られず、内容的にはほぼ互角。双方とも質問をはぐらかしてまともに答えない場面が散見され、ペンス副大統領の頭にハエが長時間止まっていたことが話題となる程度の退屈なものとなりました。そのため金融市場に与える影響は限定的でドル円も無反応でした。
昨晩海外時間にはトランプ大統領が、部分的な景気刺激策に対し意欲を示したこと、ムニューシン財務長官とペロシ議長の協議も継続の可能性があると報じられたこと等から、リスク選好が強まり、ドル円は欧州序盤に106.11まで上昇しました。未明に公表された9月のFOMC議事録では多くの参加者が政府の財政支援策が不十分と考えていることや、変更されたフォワードガイダンスについて強弱双方の反対意見があったことなどが明らかになりましたが、市場への影響は軽微なものにとどまりました。
テクニカルにはドル円は、昨晩の上昇で一目均衡表の「雲」の中に入り、ややドル買い地合いが強まる形となっています。
本日この後はドル円が「雲」上限(106.18)を試し、一層ドル買い地合いが鮮明となるか、あるいは「雲」下限(105.85)を下抜けて再び105.45レベルの21日移動平均線に回帰する動きとなるのかが注目されます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:橋本 光正
2020.10.08
米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策記者発表要旨(2020/10/8)
昨日、FOMC議事要旨の記者発表がありました。対象のFOMC会合は9月15・16日開催分です。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2020.10.08
ドル円見通し 106円台到達、株高と米長期債利回り上昇が押し上げる(20/10/8)
ドル円は10月7日夕刻に106.10円まで上昇、9月14日以来の106円台到達となった。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。