ドル円105円台後半で無風状態 (10/7午前)

7日午前の東京市場でドル円はほぼ動きなし。

ドル円105円台後半で無風状態 (10/7午前)

ドル円105円台後半で無風状態

〇ドル円膠着状態 午前の値幅は105.61-70のわずか9銭
〇トランプ大統領は部分的な景気刺激策に前向き姿勢示す
〇ドル、円ともにリスクに対する反応が現在は同方向で動き少ない
〇新たな材料が出てくるまでは現レベルでの様子見続くか

7日午前の東京市場でドル円はほぼ動きなし。朝方105.61で取引が始まった後は取引レンジ105.61-70とわずか9銭、最近の東京時間の動意のない相場の中でも午前中10銭以下の値動きはあまり記憶にありません。
東京時間正午現在は105.66レベルでの取引です。
日経平均午前は、昨晩米市場でリスクオフの動きが強まり、米主要株価指数が大幅に値を下げた流れを受け一時150円超下落しました。しかし、トランプ大統領が景気刺激用小切手発行の法案にサインする用意があるとツイートしたことなどから下げ幅を縮小、38円安で午前の取引を終えています。

昨晩海外市場では、トランプ大統領の退院を受けてリスク選好ムードが回復し、米主要株価指数は堅調な推移を見せていました。しかし、終盤にトランプ大統領が民主党との景気刺激策協議を中止する指示を出したことが伝わると、同日に行われたパウエルFRB議長の講演で「十分な政府支援がなければ、米景気の回復は脆弱なものとなる」と述べたこととも呼応し、一気にリスクセンチメントが暗転。前日比200ドル程度上昇していた NYダウも急落し、375ドル安で終了しています。
トランプ大統領は株価を人質に選挙戦を戦う意向とみられ、大統領選まではトランプ発言に振り回される状況が続きそうです。
ただ、ドル円に関してはドルと円がリスクに対し同じ方向に動くため、昨晩の株価急落局面でも105.47までの下落にとどまっており、大きな動きとはなりにくい状況です。

テクニカルにはドル円は21日線(本日105.45レベル)、6月からの下降トレンド(105.60)から上放れしつつあるものの、一目均衡表の「雲」の下限(105.85)に頭を抑えられた形となっており、新たな材料が出てくるまでは現レベルでの持ち合い相場が継続しそうです。

ドル円105円台後半で無風状態

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