米9月失業率関連指標
本日は米雇用統計の数値が発表されます。今週のNY株は堅調推移を辿っていますので、結果如何では株価に影響を与え、為替にも影響がでそうです。
今回の予想
(10月2日9時現在)
NFPとADP社
前回8月数値は失業率が大きく改善し、平均時給も伸びました。これは政府による臨時雇用の拡大によるものと米労働省は分析しています。またCovid−19からの経済活動再開が続いていることも要因の1つとしています。
さて、9月ですが、失業率が小幅改善予想8.4%(8月)⇒8.2%(9月)、平均時給もプラス予想になっています。しかしながら、失業率の予想はレンジが7.1〜9.2%まであるので、前回同様にサプライズがあるかもしれません。
注目のNFPですが、今回の集計には3月分の数値も加えてみました。本日発表分の9月NFP予想中間値を入れてみると、ほぼADP社の実績と遜色ない結果となり、予想値85万人の増加は妥当な数値に見えます。失業率同様に、予想レンジでは下限で▼10万人もありますので、仮にプラスでも0に近い数値になると相場への影響が出そうです。一方で上限に近い数値なら、株価への好影響になりそうです。
但し、3月以降の合計値ではCovid−19以前の数値とはほど遠いので、本格的な経済回復への道のりはまだまだ遠い様に感じます。
尚、雇用統計後にも以下の米経済指標が発表予定となっています。
米国の経済指標
(発表の日本時間:23時予定)
(2020年10月2日9時現在予想)
下図はドル円の日足チャートです。ここ6営業日は105円50銭中心に上下20〜30銭程度の小動きが続いています。昨日までの動きを見ると、ラウンドトップ気味の流れで、今日のNY終値で105円40銭未満になると、今週の105円80銭がトップになりそうな形です。因みに9月上旬高値からのラインEは105円90銭にあります。
さて、7月以降はラインA(=106円25銭)に沿ってドルは下落しています。このラインから平行線に下したB(=104円20銭)があります。もう1つは、底値を結んだラインC(=103円90銭)から平行に上げたラインD(=106円90銭)にあります。
現在はトランプ大統領のコロナウィルス陽性との報に、NYダウ先物が大きく売られ、日経平均株価も連れ安になり、為替は円高気味です。
今日以降、上記トレンドの「AとB」か、あるいは「CとD」のレンジに移るか、更には、レンジをどちらに抜くか、を見て行きたいと思います。
(2020年10月2日14:10、1ドル=105円38銭)
オーダー/ポジション状況
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