ドル円大統領選TV討論後に小幅下落  (9/30午前)

30日午前の東京市場でドル円は105円台後半で小幅ながら乱高下。

ドル円大統領選TV討論後に小幅下落  (9/30午前)

ドル円大統領選TV討論後に小幅下落

30日午前の東京市場でドル円は105円台後半で小幅ながら乱高下。105.66レベルで寄り付いたドル円は期末の実需とみられる動きに公表決定前に105.80まで上昇しましたが、その後大統領選のTV討論会の間は方向感を失い、終了後に105.58まで小幅に下落しています。

朝方発表された本邦8月の鉱工業生産は前月比+1.7%と事前予想を上回り、経済産業省は判断を「持ち直している」に上方修正しています。

注目された、トランプ大統領とバイデン候補のTV討論会は、6つの質問に対し最初の2分ずつ順番に回答、その間は相手の発言を妨害しないという事前に合意されたルールをトランプ大統領がことごとく無視。バイデン候補への中傷を繰り返し、司会者がそれをたしなめる異例の展開となりました。
トランプ大統領の発言には短時間で確認できる嘘も多く、子供じみた態度が目立ちました。一方のバイデン候補は落ち着いた態度で終始国民に語りかける態度を崩しませんでした。
トランプ大統領には司会者の求めた白人至上主義者への非難に応じないといった失点もあり、「恥ずべき態度」での個人中傷で自滅、一方でバイデン候補側は特段の失点も加点もなかったといったところでしょうか。討論会終了後、米株先物は下落、ドル円はやや円高に振れたものの反応は限定的でした。

テクニカルにはドル円は午前の上昇で上値を切り上げ6月以来の下降トレンドライン105.84に接近。一目均衡表の「雲」下限(105.90)も近く、一旦は上昇を抑えられやすい水準ですが。105.90を超えて上伸した場合ドル買い地合いが一段と強まりそうです。

ドル円大統領選TV討論後に小幅下落

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