ブレグジットショック影響見極め(2016年6月第四週)

今週の週明けから

ブレグジットショック影響見極め(2016年6月第四週)

ドル円:6月20日からの先週

ドル円100円割れ

20日は、前週末の引けの104.18から大きくギャップアップの104.72で始まりました。直後、20日の高値104.84を付け、その後、終日じりじりと下降を続け、20日の安値103.78まで下押ししました。その後はそのまま横ばいで103.93で引けました。
ブレグジットに関する世論調査の結果でEU残留支持が優勢になったことを好感してのギャップアップでした。

21日は、前日引けの103.93で始まり、直後21日の安値103.58まで下押ししました。その後一転ドル買いになり、終日じりじりと上昇を続け、21日の高値105.05まで上伸、その後はそのまま横ばいで104.73で引けました。

22日は、前日引けの104.75で始まり、東京時間はじりじりと下降、22日の安値104.30まで下押ししました。その後104.77まで上戻し、104.34まで下押し、その後22日の高値104.85まで上戻し、その後下押しして104.41で引けました。

23日は、前日引けの104.41で始まり、東京時間はじりじりと下降、23日の安値103.95まで下押ししました。その後はじりじりと上昇を続け、NY 時間に、23日の高値の106.17まで上伸、そのまま横ばいで106.15で引けました。 英国の国民投票開始で、直前の世論調査結果を受けて欧州連合(EU)残留を織り込むリスク・オンの動きが優勢となりました。

24日は、前日引けの106.13で始まり、直後に上戻し付けた106.84が24日の高値になりました。 しかし 英国民投票で離脱支持が勝利し、日経平均株価が一時1370円超の大幅安になました。リスク・オフの売りが急速に強まり、24日安値の98.90まで急落。
その後、欧州時間に入り102台で値動きが収束しました。NYは102.23で引けました。
 

ドル円:6月27日からの今週

ポイント:ブレグジット・ショックの影響を見極める週。

CME通貨先物ポジション状況 6月21日時点
   (6月21日)  (6月14日)  (6月7日)  (5月31日)
円     52296    55690     42853    14837
ユーロ  ▲61346   ▲56489    ▲67112   ▲37654
ポンド   ▲51947   ▲36661    ▲66299   ▲32851


シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで6月21日付けのネットの円の買い持ち高は前週からやや減少も、リスク警戒感の高まりで、2008年来の高水準近辺で推移。
直近ネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077

ブレグジット・ショックの影響見極め

今週は、ブレグジット・ショックの影響を見極める週。
当然の事ながら、当面はリスク・オフのムードが強まり、且つ継続でしょう。

テクニカルで見てみたいと思います。
24日のブレグジット・ショックの打撃は非常に大きく
しかもこの問題はドル円のみでなく、他の通貨、他の市場とも関係するので
要警戒です。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
6月20日の 103.78 〜 104.84
6月21日の 103.58 〜 105.05
6月22日の 104.30 〜 104.85
6月23日の 103.95 〜 106.17
6月24日の 98.90 〜 106.84

ポンド安の流れが収まるか

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 110.00で 横ばい
先行スパン1が 108.54で 上昇
基準線が    107.50で 横ばい
転換線が    105.22で 横ばい
遅行スパン  102.39で 下降
実勢値     102.33 24日引け

今は横ばい推移の基準線と転換線は
24日の大きな動きの影響で
明日にでも約2円づつ低下してくるはずなので、引き続き低位で上値を抑えて来るでしょう。

予想レンジは、98.00~105.00 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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