ドル円105円台前半、直近安値更新後に反発(8/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は105円台前半を乱高下。

ドル円105円台前半、直近安値更新後に反発(8/19午前)

ドル円105円台前半、直近安値更新後に反発

〇ドル円一時105.10まで下値を広げる
〇7月貿易収支は黒字転換、中国向けの輸出がやや持ち直す
〇昼にかけ株価の回復に105円台半ばまで反発するもテクニカルには106円近辺が重い
〇対他通貨、対他資産でのドル全面安の動き続くか要注視

19日午前の東京市場でドル円は105円台前半を乱高下。このところのドル売り地合いに朝方105.40レベルで取引が始まった後、朝方発表された7月貿易収支、6月本邦機械受注の発表を経て9時台に一時105.10まで値を下げました。7月貿易収支は米国向けの自動車、関連部品輸出の落ち込みが激しい一方で、中国向けがやや回復。一方輸入の落ち込みはより大きく、結果として予想外の貿易黒字に。機械受注は前月比プラス予想が-7.6%で発表されています。
日経平均株価もマイナス圏で取引が始まりましたが、ハイテク関連銘柄に買いが入り50円高で午前の取引を終了。ドル円は株価の反発につれ値を戻し、東京時間正午現在は105.50レベルでの取引です。

昨晩も米中対立激化懸念、追加経済対策難航等米国内要因でのドル売りが継続、ドル円は海外時間に105円台をじりじりと値を下げる展開となりました。

テクニカルにはドル円は、21日線を明確に割り込んで、104.86レベルに弱いフィボナッチがらみのサポートがある程度で下抜けると7/31安値104.19が射程に入ってきます。一方上方向は基準線、21日線、転換線が105.86-106.07の106円挟みのレンジに集中していて頭が重そうです。

対ユーロでもドルの軟調地合いが続いており、金、仮想通貨等他の資産も含めて今後のドルからの資金流出状況を要注視です。

ドル円105円台前半、直近安値更新後に反発

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