8月NY連銀製造業景況指数の予想
本日、8月NY連銀製造業景況指数が発表されます。前回7月は予想を大幅に上回る17.2で、今回の予想15.0も先行きの米国製造業には決して悪い数値とはなっていません。また、予想レンジの最低でも10ですから、マインドとしてはコロナウィルスの悪影響をかなり消化したものと言えそうです。先月の数値発表後もNY株式市場には好材料と受け止められましたが、今回も予想通りかそれを上回ると、株式市場には前回同様の受け止め方になりそうです。但し、予想レンジの下限を切ったり、万一マイナス等になると要注意です。
今週は先週の小売売上高から続いて7月数値の発表が続きます。明日以降も住宅着工、住宅建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数などが予定されています。
(今回発表予想)2020年8月17日14時現在予想
@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)
(黒の矢印は今回予想、赤はゼロ)
前回7月のNY連銀製造業景況指数は予想値よりも大幅に良かったこと、また今回の予想中間値15を入れると、遂に移動平均線も水面上になります。
AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は8月予想値を加味した移動平均線)
上図AはISM製造業景況指数(ISM)とNY連銀製造業景況指数(NY)の3ヶ月移動平均線を比較しています。NYがボラタイルなので移動平均線にしています。
また、ISMの50とNYの0を目盛り合わせており、ISMはまだ7月(54.2)までの数値しか発表されていませんが、ほぼ今回のNYと同じ水準までの戻りを先に達成しています。概ねNYがISMを先行することが多いですが、もしNYが今回予想通りの15付近になると、8月のISMはそろそろ頭打ちになる可能性が出てきます。
下図はユーロドル円の日足チャートで、先週金曜日の小売売上高で添付したものに金曜日分の日足が追加されただけです。引き続きラインA(=1.1916)とB(=1.1695)で横這いを続けています。今回はこのレンジ内にラインF(=1.1820)を加えました。ここをベースにAとFか、あるいはFとBかの分岐点になっているようです。
先週の小売売上高や鉱工業生産指数ではレンジ抜けがありませんでしたが、今週もこの横流れをどの様にトライするのかを注目します。
尚、 C(=1.1480)、D(=1.1385)はほとんど変わっていません。またAを上抜けた場合は2008年月足の抵抗線を抜けることになりますが、月足ですので、本来は月末(終値1.1950)での確認になります。従い日足や週足では1.20越えの確認をしたいところです。
(2020年8月17日16:00、1ユーロ=1.1864ドル)
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