ドル円小動き続く、雇用統計前でほぼ無風状態(8/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は膠着状態。

ドル円小動き続く、雇用統計前でほぼ無風状態(8/7午前)

ドル円小動き続く、雇用統計前でほぼ無風状態

〇ドル円膠着 午前は105.49-60のわずか11銭
〇日経平均は一部国内企業の決算不冴えで軟調
〇市場は今晩の雇用統計まち
〇ドル安地合い続くも、休暇シーズンで下値攻めに一服感も

7日午前の東京市場でドル円は膠着状態。午前の取引レンジは105.49-60のわずか11銭、東京時間正午現在は105.58レベルでの取引です。為替市場は雇用統計前、本邦3連休前でいつにもまして様子見気分が強く、まったく動きがみられない状態です。一方で株式市場は本邦企業の決算発表が集中する中で、さえない内容も目立ったことから軟調に推移、144円安で午前の取引を終えています。昨晩の海外市場も同様で雇用統計と、米国の追加の経済対策の行方を見守りたいとしてドル円は105.30-70とやはり105円台半ばを挟んでの動きに終始しました。

今晩の米雇用統計(7月)では非農業部門雇用者数(NFP)が148万人の増加、失業率は先月よりやや低下した10.6%が予想されています。NFPは3月に137万人、4月に2,078万人減少した後、5月に269万人、6月には480万人増加しています。今回予想は3か月連続の増加になりますが、米国での感染拡大継続を背景に増加幅は前月より減少するとみられています。予想に近い数値であれば5、6月分と合わせても4月単月の減少幅にも及ばず、状況の深刻さがうかがえる内容となりそうです。

テクニカルにはドル円は徐々に上値、下値を切り下げる動きとなっていますが、緩いサポートの転換線を明確には下抜けておらず、全体的にはドル安地合いのなかで持ち合いの様相。雇用統計前の動きは期待できませんが、指標が予想外に悪化した場合など、転換線の105.33レベル、105円等を割り込めば、7/31安値104.19をうかがう動きとなる可能性無きにしも非ずです。ただ、本邦連休前、欧米も休暇シーズンであることを考えれば、水準的に104円台前半はやや遠く、到達しても瞬間値で深追いはせずといった感じになりそうです。

ドル円小動き続く、雇用統計前でほぼ無風状態

ドル円日足

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