ドル円107円台前半で小動き 日銀政策発表後も動きなし(7/15午前)

15日午前の東京市場でドル円は107円台前半で横ばい継続。

ドル円107円台前半で小動き 日銀政策発表後も動きなし(7/15午前)

ドル円107円台前半で小動き 日銀政策発表後も動きなし

〇ドル円107円台前半で無風状態続く
〇午前は日銀政策待ち、正午前に結果発表されるも政策、見通しほぼ変更なし、為替市場はノーインパクト
〇テクニカルには107円台維持で基準線、転換線がサポートに、やや底堅さを増したか
〇午後も大きな動きは予想されないが、黒田総裁記者会見に一応注目

15日午前の東京市場でドル円は107円台前半で横ばい継続。午前中の為替市場は日銀政策決定会合の結果を控え政策変更は予想されていないものの一応様子見といった状態となりました。11:30までの取引レンジは107.19-31のわずか12銭、本日もほぼ無風状態での推移でした。
一方株式市場は、昨晩NYダウが556ドル高と大幅に続伸した流れを受け、上昇しており、日経平均株価午前の取引は前日比324円高で終了しています。

正午前に発表された日銀政策決定会合の結果では、政策金利、資産買い入れ方針等に変更なく、事前予想通り。
注目された「展望リポート」では20年度の実質GDP予想レンジこそ-5.7%〜-4.5%(中心値-4.7%)と前回4月の見通し(-5.0%〜-3.0%)から下方修正し、景気の現状判断の文言も「極めて厳しい状態」と変更されていますが、2021年(中心値+3.3%)、2022年(中心値+1.5%)については実質GDPの予想レンジがやや上方修正されています。いずれにせよ、市場では大きな変更点はないと受け止められ、ドル円は発表後も動きなく、正午現在は107.25-30レベルでの取引です。

テクニカルにはドル円は引き続き21日移動平均線(本日107.23レベル)に絡む動き。昨晩から水準を維持したことで、転換線(107.22)、基準線(107.12)が現レベルではサポートに回っており、やや下値が堅くなった印象です。
株式市場との連動が薄れている現状では、本日午後もドル円に大きな動きは期待できませんが、午後の黒田総裁記者会見は一応注意です。

ドル円107円台前半で小動き 日銀政策発表後も動きなし

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