ドル円下落 一時107.01まで下値広げる
〇ドル円107円ぎりぎりまで下落
〇午前の実需のドル売りでじり安となり、21日線を明確に割り込んできたことで円買い優勢に
〇午後は21日線との位置関係に注意だが全般的に上値重い
〇107円を割り込むと106.87、106.56当たりがターゲットか
10日午前の東京市場でドル円は続落。朝方の107.20レベルから10時前に実需とみられる動きで急速に値を下げ、一時6/26以来となる107.01の安値を付けた後、東京時間正午現在は107.06レベルの安値圏での取引です。日経平均午前はNYダウ下落を受けて冴えない動きとなり、一時プラス圏に浮上する局面もあったものの、24円安で午前の取引を終えています。
昨晩、米市場では米国での新型コロナウイルスの感染拡大とトランプ大統領の不十分な対応への不信感等が重しとなり、NYダウは下落、一方でコロナ後の景気けん引エンジンとして期待が集まる、ハイテク銘柄中心のナスダック総合指数は昨晩も最高値を更新しました。欧州株もほぼ全面安となったことから全般的にはリスク回避の動きが強まる中、ドルと円は双方が買われる形となり、大きな動きとはなりませんでした。
ただ、テクニカルに重要なサポートである21日移動平均線(本日107.24レベル)を割り込んできたことで上値の重さが目立つ形状となっており、やや円買いが優勢となっている印象です。
本日この後も上方向は21日移動平均線との位置関係に注目ですが、直近6/23安値106.07から7/1高値108.16までの上昇の半値戻し107.12も割り込んできたことから、107円を維持できなければ、短期的には同61.8%戻し106.87や76.4%戻し106.56あたりがターゲットとなりそうです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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