ドル円107円近辺でもみ合い(6/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は方向感なく推移。

ドル円107円近辺でもみ合い(6/19午前)

ドル円107円近辺でもみ合い

19日午前の東京市場でドル円は方向感なく推移。朝方一時107円台に乗せる場面もありましたが反落、東京時間正午現在は106.90-95レベルで取引されています。午前中の値幅は106.87-107.06の20銭弱と全般的に動意薄です。
株式市場も様子見気分が強く、本日より国内都道府県をまたぐ移動の制限が解除されたことで、国内観光産業等の回復期待から日経平均は買いが先行しましたが、感染2波への懸念も強く、次第に上げ幅を縮小し結局30円高と小幅な上昇で午前の取引を終えています。
今朝がた発表された本邦5月の消費者物価指数は前年比+0.1%と横ばい、事前予想+0.2%には届かず、国内消費の回復の鈍さがうかがわれる内容となっています。

昨晩海外市場では、フィラデルフィア連銀景況指数や景気先行指数等の景況感が予想外の改善を見せる一方で、週間の新規失業保険申請件数の減少ペースが予想より遅く、景況感と足元雇用情勢のギャップが浮き彫りとなりました。これらを受けて米株はNYダウが39ドル安、S&P500が1.85ドル高、ナスダック総合指数は32ドル高と、最近の好悪材料交錯する状況を反映してまちまちで終了。ドル円も106円台後半中心のもみ合いに終始しています。

テクニカルにはドル円は引き続き一目均衡表の「雲」の中での推移。株式市場の下落が止まったことで下値攻めも一服感がありますが、株価の動き次第で上下どちらもありそうです。サポートは6/11安値106.58、「雲」下限の106.45、その水準を下抜けると5/7安値105.99を目指す展開に。一方レジスタンスは「雲」上限の107.08が近く、その上は転換線が107.56まで低下してきています。

株式市場も為替市場も新規材料待ち。週末ということもあり、午後も基本的には様子見気分の強い状況が継続しそうです。

ドル円107円近辺でもみ合い

ドル円日足

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