ドル円107円台後半で小動き 原油先物急落には反応薄(4/21午前)

21日午前の東京市場でドル円は107円台後半で方向感なく推移。

ドル円107円台後半で小動き 原油先物急落には反応薄(4/21午前)

ドル円107円台後半で小動き 原油先物急落には反応薄

21日午前の東京市場でドル円は107円台後半で方向感なく推移。
昨晩海外市場では、原油在庫のだぶつきから、決済日が本日に迫った直近現月の原油先物価格が史上初めてマイナスとなり、米主要株価指数が下落しましたが、ドル円はじめ為替市場は反応薄。正午現在ドル円は107.58レベル、日経平均午前は310円安で終了しています。
また、正午前にはCNNが北朝鮮の金正恩委員長が手術後に重篤な状態に陥っている可能性があるとのニュースを匿名の米当局者の情報として伝えていますが、韓国政府が当局者はそのような情報は把握していないとコメントしており、こちらも為替市場を動かすことはありませんでした。

テクニカルにはドル円は、先週来の一目均衡表の「雲」の上、主要移動平均線の下での膠着状態が継続。4月に入ってからは107-109レンジを中心の持ち合いが続きます。

原油先物のマイナス圏への急落は、備蓄急増により保管料が急騰し、現物を受け取るわけにはいかない買い手の土壇場の投げという技術的要因によるところが大きく、第2現月以降は20ドル以上の水準を維持していることから、一旦は鎮静化すると思われます。ただ、図らずも露見した原油の需給バランスの崩れは現実であり、また、未曽有の急激な経済の縮小がどのような形で突然市場に顕現化するか予想がつきにくいということを思い知らされたという意味で、市場のリスクセンチメントの悪化は避けられないところです。

ドル円107円台後半で小動き 原油先物急落には反応薄

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