ドル円 108円台後半で方向感なく推移(4/8午前)

8日午前の東京市場でドル円は108円台後半での動き。

ドル円 108円台後半で方向感なく推移(4/8午前)

ドル円 108円台後半で方向感なく推移

8日午前の東京市場でドル円は108円台後半での動き。午前中は108.51-87レンジで方向感なく取引され、東京時間正午現在は108.80-85レベルです。
ドル円は、序盤日経平均が下落するとつれて値を下げ一時108.51の安値をつけましたが、その後の日経平均反発に値を戻しました。日経平均株価午前は89円高で終了していますが、前日主要米株価指数が小幅安となったことで香港、中国等の株価指数は、現状前日比マイナス圏で取引されており、全般的に市場は手放しでのリスクオンとはなっていません。

昨夕、東京をはじめとする7都府県に政府から緊急事態宣言が出されましたが、その時点でのドル円相場への影響は限られました。本日午前については、出るものが出たことで一種の安心感が広がる一方で、各都府県の自粛要請の実効性や実体経済への影響を見極めたいとする動きに加え、東京時間の市場参加者も在宅勤務等で減少しているためか、全般的に金融市場の動きに鈍さが感じられる状況です。

テクニカルにはドル円は200日線(108.31)と21日線(本日現状では108.43レベル)にサポートされ90日線(108.97)に頭を抑えられる狭いレンジでの取引。本日の終値次第では21日線が200日線を上抜けるゴールデンクロス示現の可能性があります。その場合90日線をかわし、薄い一目均衡表の「雲」(109.53-54)を突き抜けると、ドル高地合いに変化しそうです。

ドル円 108円台後半で方向感なく推移

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