2月鉱工業生産指数と設備稼働率の予想(20/3/17)

日本時間2020年3月17日22時15分発表予定です。

2月鉱工業生産指数と設備稼働率の予想(20/3/17)

2月鉱工業生産指数と設備稼働率の予想(20/3/17)

本日は2月鉱工業生産指数を含めて以下の米経済指標が発表されます。(除く小売売上高)

2月鉱工業生産指数と設備稼働率の予想(20/3/17)

(今回予想2020年3月17日9時現在)


鉱工業生産指数と設備稼働率はFRBが公表します。前回1月は予想を若干下回る▼0.3%になりました。設備稼働率は予想通りでした。
今回の鉱工業生産指数は2ヶ月連続のマイナスからの反動と思われる+0.4%予想になっています。コロナウィルスの影響は3月から本格化するので、仮に今回予想通りでも来月以降は悪化懸念があり、万一、予想レンジにあるマイナスでも出れば、相場には悪材料となりそうです。

2月鉱工業生産指数と設備稼働率の予想(20/3/17) 2枚目の画像

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数(黒より右側が今日の発表値予想)

上図はNY連銀製造業景況指数(以下NY)の3ヶ月移動平均線と鉱工業生産指数(以下IP)を合わせたチャートです。概ねオレンジのNYが先行し、その後に青のIPが追随する流れを辿っています。NYが2017年8月から2018年12月まで17ヶ月間、平均20〜25レンジで推移し、IPが2018年10月から高値圏で横這いとなり、追随しています。NYの期間をそのままIPに当てはめると、2020年2月まで横這い期間になります。そろそろトレンドとしてのIP下落期間に入る可能性が高くなっています。昨日発表の3月NYは予想4.9に対して▼21.5の大幅マイナスとなり、昨日のドル底値を付けましたが、FRBの先行利下げにあまりインパクトは大きくありませんでした。

しかしながら、製造業の先行きは悪いとの景況感ですので、IPが下降トレンドに入るとFRBゼロ金利の長期化の端緒になるかもしれません。


さて、上記以外に下記の数値が発表されます。

2月鉱工業生産指数と設備稼働率の予想(20/3/17) 3枚目の画像

(今回予想2020年3月17日9時現在)


下図はユーロドルの週足です。C(=1.1170)とDのユーロ安トレンドラインは上抜けたものの、高値からのラインA(=1.1440)に止められ、一方で底値からのラインB(=1.08)の3角保合いの中にいます。現状のスポットは@再度CとDに戻されるのか、AAとCの中で推移するのか、探り合いになっています。もし、@ならラインEの窓埋め1.1040を試す流れで、場合によりBまでの押しになります。Aの場合は先週の大陰線がカブセ陰線になっているので、1.1280と1.1390の2つの抵抗線をこなさないとラインAまでは行けません。暫く、揉み合いを行いエネルギー貯める時間帯にいるようです。

2月鉱工業生産指数と設備稼働率の予想(20/3/17) 4枚目の画像

(2020年3月17日11:22、1ユーロ=1.1175ドル)

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